生あんずが告げる、北信の夏の訪れ。「ハーコット」の話
旬の期間は10日前後。長野でも希少なハーコットとは
毎年、北信地方に初夏の訪れを知らせてくれるのが、カナダ原産の生食あんず品種・ハーコット。日本で栽培が始まったのは今から45年ほど前のことです。
あんずは、平安時代から日本国内で栽培されていますが、酸味や甘みが生食には適さず、加工用として利用されていました。大粒で酸味が少なく、生でおいしく食べられるハーコットは旬が短く、全国有数のあんず産地・信州でも希少性が高い人気の果実です。
地元の人でも、見つけたら、すぐに買わないとなくなるほど
希少性が高い理由は、旬の短さだけではありません。市場に出回るのは6月下旬〜7月中旬の2週間〜3週間ほど。
さらに、大都市圏の高級フルーツ店やフルーツパーラーからもまとまった引き合いがあったりと、地元での小売り流通量も少なく、短い旬を逃してしまうと地元の人でも、出会えるのは次の年になってしまうほどです。
特製タルトで届けたい。長野の短い旬の味
いとおかしきでは、毎年この時期になると“ハーコット狂騒曲”が始まります。「あの農家でハーコットが採れだした」「来週ハーコットの収穫だって」と、旬のハーコットの情報を集めたり、売り出しているのを確認したら、すぐに駆けつけて、選りすぐりのハーコットを仕入れます。短い旬の生食用あんず・ハーコットの魅力を、全国のみなさまのもとへお届けしたいという一心で奔走しています。
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長野県産
長野県産ハーコット(あんず)
¥5,400(税込)